2019年の8月、クラウドファンディングで資金調達をして、大阪・本町のエレベーターのないレトロビルの4階・5坪に、絵本好きのためのコミュニティ空間『絵本と砂の部屋(仮)』を開店しました。現在、絵本は約2,700冊(2023年3月現在)あります。
開店当初は、新聞記事になったり、ニュース番組で中継が入ったりしたこともあり、絵本好きの方や家族連れ、絵本の読み聞かせボランティアの方、保育士・幼稚園の先生、絵本作家、出版社の方など、絵本に関わる色んな方が来られて、絵本を読んだり、絵本について語ったり、絵本を通じて知人が出来たりと、まさにコミュニティ空間の役割りを果たしていました。
しかし、その半年後には、コロナとなり、その後3年近くは事実上の閉店状態となりました。2022年の夏ごろから、『絵本と砂の部屋(仮)』も再開したものの、以前のような賑わいを取り戻すことができず、1日中開けていても、ほとんと誰も来ないという状態が続いています。待ってるだけではなくて、こちらからも、色々と発信していこうと思い、facebookページやTwitterで開店日時やイベント開催のお知らせをしたり、Instagramでは所属の絵本の紹介をしていきました。さらに、インスタライブで絵本の紹介ライブの配信も月に2回ペースで行ってきました。しかし、あまり効果もなく、唯一の収益源である、絵本や箱庭などのワークショップにも人が集まらず、ただただ家賃などの固定費だけが持ち出し状態となっています。
そろそろ、ここの維持も限界だと感じていた時、最近流行りの画像合成AIを使った創作絵本をAmazonで販売している外国の方の記事を読んだのです。
以前から、『絵本ひろば』という、絵本の投稿サイトには、自作の絵本(絵は描けないので知人が作成)を15冊ほど、投稿をしていました。素人の私が書いた絵本なんて売れるわけはないと思いますが、1冊の価格を思い切り安く設定(すべて99円で設定)し、画像合成AIを使って短期間のうちに大量の絵本を制作してAmazonで販売して、ちょっとでも売れたら、塵も積もれば山となる、という状況にならないか?と思い、2023年4月から始めたのが、このkindleダイレクトパブリッシングです。
9月までの半年間で30冊以上の絵本の製作・販売を目指しています。絵はAIが生成していますが、物語は、私がたくさんの絵本と接してきた中で、こんな絵本があればいいのに、と思ってためてきたアイデアが素になっています。
よろしければ、絵本を読んでいただければ、とても嬉しいです。